成長ホルモンの注射治療 〜 子供の身長を伸ばすには



成長ホルモンの注射治療

 成長ホルモンを投与する治療は、今のところ飲み薬などはなく、注射での治療になります。おそらく大概の子供が、「注射」と聞いたらいい思いをしないのではないでしょうか。それが毎日となったら、絶対に嫌だと思う子供も出てくるでしょう。そこで、治療のための注射器というは採血や予防接種などと違って、いずれ子供自らできるように工夫されています。

在宅治療
「注射治療っていうと、毎日病院に通って注射をするということ?」
いいえ、成長ホルモンの注射治療は在宅治療になります。ちょうど糖尿病の人が在宅でインシュリンを自分で注射するのと似ています。
注射器も、採血などで使う太い針ではなく、短く細い針になっていて、針の根元まで皮膚に差し込んで注入すればよいようになっています。また、薬剤を一回一回アンプルから測って注射することはなく、薬剤入りの注射器になっていて、お尻のダイヤルを合わせることで注入量を変えることができるようになっています。衛生的には、一回ごとに使いきりの消毒綿と、シール封がしてある注射針が注射器と別に処方されます。

注射の仕方
 子供が小さいうちは、親が注射をしてあげることになりますが、長ければ18歳まで続くので、途中からは子供が自ら注射していくことになります。刺した際の痛みも短く細い針のため普通の注射器よりずっと軽減されています。子供には注射というより、スタンプを押す感覚だと最初は教えてもよいでしょう。
 注射する時間は、一日一回、夜寝る前にします。これは成長ホルモンが夜間に多く分泌されることを補佐したいからです。
 注射器・消毒綿・注射針を用意します。消毒綿は二つに分けて、注射器の蓋をあけたら消毒綿の一つで針をセットする部分を拭きます。注射針をセットして針を上に向けて、注射器を軽くぽんぽんと弾き、中の空気を抜きます。ダイヤルを1メモリ回して上に向けて押すと、きちんと装着されていれば薬液と一緒に空気も抜けます。注射する身体の部分に、分けたもう一つの消毒綿で拭いて消毒し、注射します。この時、針がとても短いので根元まできちんと刺して10数えて、注射の注入ボタンを押したまま、刺した方向で抜きます。これは、血液の逆流で中の薬液を汚さないためです。

注射する部位
 注射する部位は、臀部(おしり)・太もも・二の腕となります。子供が小さいうちは親が臀部に注射することが多いですが、自分でするようになると太ももや二の腕が中心になります。
 注射を毎日同じ部分にしていると、その部分がしこりになってしまいます。そこで、一つの部位を9個の正方形に分けるつもりで想定して注射します。臀部2つ、太もも二つ、二の腕二つにつき9個に刺す部分を設ければ、毎日違う部分を54箇所確保できることになります。


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