成長ホルモンが少ない「分泌不全性低身長症」とは 〜 子供の身長を伸ばすには



成長ホルモンが少ない「分泌不全性低身長症」とは

「うちの子供は背が低い→成長ホルモン出ていないかも?→分泌不全性低身長症ってこと?」
と、すぐには結びつくものではありません。しかし基本としてはこの考え方に基づいて検査し治療が必要かどうかを探っていくことになります。

成長ホルモン分泌不全性低身長症とは
 脳下垂体からの成長ホルモン分泌が正常におこなわれておらず、身長増加に異常がでる病気です。そのままだと、大人になっても130cmほどの身長にしかならない場合があります。
身長の他は知能も体格も目立った異常がありません。が、大人になり社会生活を送っていくにあたって、子供程度の身長しかないというのは不便を感じることがあると思います。軽症であれば極端な身長にはなりませんが、重症で合った場合は早期の検査・治療が望まれます。

早期治療の必要性
「そのうち伸びるよ」
という言葉は、実は慰めどころか怖い言葉です。しばしば男の子は特に、伸びる時期が遅く来たりするからと様子を見られがちですが、それは女の子よりも男の子が思春期が遅く来ることが多いために身長が伸びる時期が長いというだけなのです。女の子は初潮が来た時、男の子は声変わりをする頃ではすでに治療としては遅すぎます。
 実際は、成長期にあって周囲の子供が伸び盛りである時に、低身長症の子供が成長ホルモンを投与して正常な伸び率を確保したとしても、追いつくのに何年もかかります。なるべく早くの治療開始が有効だと分かります。

成長ホルモン治療をするには
 身長が目立って低いというだけでは、成長ホルモン治療を開始することができません。身長の伸びなどを測り続けることも必要ですが、最終的には「成長ホルモン分泌負荷試験」というものが必要です。また、この検査をして初めて「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と診断が下されます。これには入院が必要で、脳下垂体に刺激をした場合の成長ホルモン血中値を測っていきます。
 身長が低いというのは、他の病気や障害である場合もあるので、成長ホルモンを投与する治療が本当に有効であるのかを判定するのです。そうでなければ、その後毎日成長ホルモンを注射したりする努力をしても、高価な費用をかけても、全く伸びないということになるからです。

ただ単に身長が低いだけではなさそう
 補足になりますが、身長が低いというだけなく、体格にも注目していただきたいと思います。成長ホルモンが不足している子供の体格は周囲と変わらないと言われていますが、実際は2〜3歳幼く見えます。程度によっては、小学生であれば全く低学年と高学年の差ほどに見えます。ただ単に身長が低いであるとか、痩せているとかではなく、どこか中性的で幼い体格なのです。
 成長ホルモンが不足していると小食であることが多いのですが、それで痩せているというだけではないという「体格の幼さ」にも注目して早期発見早期治療に繋げて欲しいと思います。


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